東大生の共通点から見る!頭が良くなる方法

しつけの仕方で頭の良い子に育てる!!

【頭のいい子に育てる・基礎編⑫】周りの環境を整える!

勉強する環境をつくる

子供は、周りの環境に影響を受けやすくできています。
見たり聞いたりしたことを吸収して、成長していくからです。

生まれてから、別々の環境で育った一卵性双生児の成長を調査した結果、
余程の栄養環境が悪くない限り、離れて成長しても、
双子は、見た目も体格も、体質も同じように育ったという結果がでています。

しかし、性格や勉強の能力、学力は、
育てられ環境により、大きく差がついていたといいます。

つまり、学習能力は、持ってもまれてものより、環境の影響を受けやすいといことがわかります。
よく「カエルの子はカエル」と言いますが、
いくら親が頭が、東大などの名門大学を出た「頭のいい人」でも、
育てる環境が、悪ければ、勉強のできる「頭のいい子」には、ならないという事です。

逆に、親が環境に気を付け、しっかりしつけや、勉強をさせていれば、
「トンビが鷹をうんだ」という事は、十分あり得るという事です。

「頭がいい子」にするには、要するに、育て方次第だという事です。

私の生徒で、ピアノも頑張れば上手になるだろうと、
期待し育てていた子供がいたのですが、ある日突然おかあさんが、
「見ていて、やる気がないようだからやめさせたい。」と言ってこられました。
中学3年になったので、受験勉強でも、大変なのかな。
と、私は思っていました。

その子は、学校の成績も優秀で、県内でもトップクラスの高校に行ける
頭の良い子だという事は、他の生徒さんや保護者の方の話で知っていました。
ところが、秋になって、進路が決定するころ、
受験校ではなく、商業高校に推薦で入る。という話を風の便りで、知りました。

なんでも、やりたいコースがある。のだとか、他の子供たちがいっていました。
まぁ、商業高校からでも、最近は大学に行く時代ですから、
一概にそれが、悪い選択だとは言えませんが、悪い予感が私の中でしていました。

それから、三年たって、いよいよその子たちが、大学受験を迎えるころ、
私は、時々レッスンの帰りに、夜遅く、その子が繁華街で、
遊んでいるのを見かけました。
人違いかな?と、思いたい気持ちがあったりですが、
本人だったようです。

あるとき、偶然会って、話をする機会があり、大学は?
と、聞いてみると、「就職する。勉強はもういい。」といっていました。
それを聞いて、やっぱりな。と、感じました。

頭の良い子をつくる環境。勉強する環境をつくる。
という事は、良い友達を持つ。という事も含まれています。
勉強をさせたかったら、良い友達の中に入れる必要があります。
そのために、良い学校に行かせる。
それが、ダメなら、同じ志を持った子供がいそうな塾に入れる。
など、友達選びを考えた環境を親がしてやる必要があります。

どうしても、人は同じ色に染まってしまうのです。
いくら、自分だけ、「勉強しよう。」
と思っていても、周りが遊びや異性の事ばかり気にする人の中にいると、
意志が揺らぎ、そちらに流されてしまいます。

汽車の中での高校生の会話を聞いていても、
進学校の生徒がしている話題と、そうでない学生の話題は違います。

東大に通う「頭がいい人」の共通点にもありますが、
勉強が出来る人たちは、友達と一緒に勉強しています。
そして、同じ目標を持ち、精神的に支えあい、受験を乗り越えています。

「頭のいい子」に育てるには、環境を整えることが大切だ。
という事は、友達選びを含め、親は考えてください。

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